本とのこと

本と映画と音楽の話。

椎名林檎ファンが見た平昌(ぴょんちゃん)オリンピック開会式の感想

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2年後の東京オリンピック開会式に椎名林檎さんが関わっていなかったらたぶん気にしてなかったであろう平昌オリンピック開会式。がっつり最初から最後まで見てしまいました。

やっぱりたくさんの人々が関わって作りあげたショーは素晴らしくて感動したのと同時に、やっぱりリオオリンピック閉会式の引継ぎ式ってすごかったよね!!!っていう感想。

NHKのピョンチャンオリンピック用アプリで開会式の動画をダイジェストで見れます。↓

NHK ピョンチャン 2018

NHK ピョンチャン 2018

  • NHK (Japan Broadcasting Corporation)
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今回の平昌オリンピック開会式を見ていると素晴らしい部分はたくさんあったけど、ちょっとこれはダサいかもなと感じる部分がちょいちょいあった。

平昌開会式に比べてリオ閉会式の日本の演出の何がすごかっのかを考えてみて思ったのは、リオ五輪の日本の「トーキョーショー」にはこの「ダサい」部分が一切なかったってこと。そこがすごかったのだと気づいた。

そんなことを考えながら平昌オリンピック開会式を振り返ってみる。

平昌(ぴょんちゃん)オリンピック開会式のよかったところ

とりあえず思い出せるものを箇条書きで。

  • 子供達の未来の姿、未来のテクノロジー、未来の街など、オリンピックの先の世界を想像させるムービーにわくわくした
  • 会場観客席のLEDの光がきれい
  • 光るドローンの演出がすごい
  • 韓国の古い童謡と先進的な音楽の融合にしびれた
  • アリランを歌う足元に広がる花畑の演出がかっこいい
  • 聖火台に火を付けるとき最後にキムヨナさんが出てきてなぜかすごいテンションが上がった
  • 韓国の鬼が踊るキレキレのダンスがかっこいい
  • 韓国と北朝鮮はひとつという思いや世界の平和を願った演出

平昌(ぴょんちゃん)オリンピック開会式でダサいと感じたところ

ダサかったりいまいちと感じたところ。

  • 映像内のCGの合成感
  • 映像の韓国ドラマ感
  • 神秘的な動物達を動かしている黒子がなんか滑稽
  • 選手入場で流れるK-POP

他にもあったけどとりあえず思い出せるものだけ。センスが良いものやクオリティ高いものだけでまとめるのってすごく難しいことだなと思いました。東京五輪は山崎貴監督や椎名林檎さん他、センスの塊みたいな名だたるクリエイターの皆様が集結しているので楽しみすぎます。日本だったら(林檎さんだったら)どんな曲を使うのか、どんな映像を見せてくれるのか、想像がふくらむ〜

あとちょっと話ずれるけど韓国の大きい国旗の入場を見たときにふと、日本の国旗のデザインってすごいシンプルでかっこいいなと認識しました(右翼ではない)。

平昌オリンピック開会式とリオオリンピック閉会式引き継ぎ式の日本の演出で似ていたところ

今までオリンピックの開会式をこんなに真面目に見たことがないのでなんとも言えないんだけど平昌の開会式の中でデジャブみたいな、リオオリンピック閉会式引き継ぎ式の演出で見たようなシーンが何個かあった。

  • 会場の床に映されるプロジェクションマッピング
  • 会場空中に浮かび上がる光の演出
  • 大きなスマホのようなフレームを持って踊るダンサー
  • 会場中心の円の周りで踊る大勢のダンサー
  • 会場外に打ち上がる大きな花火

Twitterを眺めていると「日本のパクリじゃん!」という声も結構あったけどま〜これをパクリだ!と言って批判するのは言い過ぎかなとは思う。だけどリオ閉会式の日本の演出がなかったら平昌開会式の演出は全然違うものになっていたと思うし、このショーを作った監督は確実に2年前の日本の演出からインスピレーションを受けていると思った。

そしてそういう部分が見えて悲しいより嬉しかったり誇りに思う気持ちの方が強かったし、2年後の2020年に平昌開会式よりもっとすごいものを東京で見せてもらえんじゃないかと期待がさらに高まってわくわくしました。

まとめ:長い長いショー

というわけで感動したりけちつけてみたりしながら最初から最後まで開会式を楽しむことができました。ていうかオリンピックの開会式ってこんなに長いんですね。2時間半ぐらい?引継ぎ式とは比べものにならないぐらい長い。

林檎さんがこんな超大作に絡むのならば2020年は絶対生で見たいぞという気持ちがまた強くなりました。どうやったらチケットとれるんやろか。

 

東京五輪開会式に備えて山崎貴「DESTINY鎌倉ものがたり」感想

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2020東京オリンピックの開会式演出チームにやはり椎名林檎の名前があって絶対生で見たくなった。

その中心メンバーとして山崎貴監督の名前。山崎監督の映画ってALWAYS3丁目の夕日も永遠のゼロも超有名なのに今まで1度も見たことがなかった。だから、この人が東京五輪の開会式を仕切るのだと言われても正直全くピンとこなかった。

 林檎さんが一緒に開会式を作り上げる人がどんなものを作っているのか、そして2020年僕たちにどんなものを見せてくれるのかが気になりすぎたんだけど丁度いまいいのがやっているではないか。映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」を見てきた。

結果、ものすごくよかった。最高だった。この監督が作り上げる開会式を絶対見てみたいし絶対いいものになると確信した。

というわけで映画の感想を書きます。

DESTINY 鎌倉ものがたりの感想・何がよかったか

とにかくよかったところを書いていく。

VFX(CG)すごい

山崎貴監督お得意の(ということをこの映画がきっかけで知った...)VFX技術が本当にすごい。ディズニー映画並みのクオリティ。

妖怪達は怖さとかわいさが絶妙なバランスでデザインされていて良い。なんといっても黄泉の国が本当に美しくて、死後の世界がこんな場所なら全然行きたいと思ってしまう。中国の湖南省の鳳凰古城という場所がモデルになっているそう。聖地巡礼したい。遠い。

鎌倉行きたくなる

オープニングから鎌倉の海や鎌倉の大仏が写って鎌倉行きてー!江ノ電乗ってみてー!ってなる。ただでさえ観光客の多い鎌倉なのにこの映画でさらに観光客増えるんじゃないか。魅力度ランキング40位の岡山県人の自分としてはうらやましい限り。

高畑充希さんがかわいいを通り越してきれい

高畑充希さんってあんまかわいいと思ったことなかったんだけど(失礼)この映画で見せるふとした表情がすごくかわいいを通り越してきれいだった。ファンになりました。

伏線の回収が楽しい

ミステリーみたいな難しい要素はないんだけど前半に出てきた意味のなさそうな小物から意味ありげなシーンまで大きなものから小さなものまで伏線が用意されていてそれらをきれいに回収してくれるのが楽しくて気持ちいい。難しく考えなくてもこの伏線回収が体験できるので子供が見ても絶対楽しい。

安藤サクラさんの演じる死神の軽やかさ

この映画で重要な役割を果たしているのが安藤サクラさん演じる死神。死神といっても全然こわくなくて事務的に死神の仕事をこなしている黄泉の国からの使いという感じ。性別が男なのか女のかわからなくて喋り方が「〜っすよ」みたいなキャラ設定と安藤サクラさんの演技の軽やかさがものすごく魅力的。

伊坂幸太郎さん作品の死神が好きな人はこの死神もきっと好きだと思います。

エンドロールが最高

あなた

あなた

  • 宇多田ヒカル
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

主題歌は宇多田ヒカル「あなた」。見終わった後に映画館でエンドロールと共にこの曲を聴くのは至福のひと時でした。iTunesで買って聴いてはいたけど映画の後に聴くとめちゃめちゃ良い曲だ。

エンドロールも本編を見終わった人にとって楽しい仕掛けになっていて最後の最後まで楽しませてくれる。

エンドロール見ている間なぜか自分も映画製作チームの一員で「俺たちめちゃくちゃいいもの作ったぞー!」みたいな達成感とめちゃくちゃいいもの見せられた感動でうるうるしてしまった。監督、演者、カメラマンと衣装、メイク、美術、小道具、CG製作陣...他にも色んな人々がこの作品に関わっていてみんなでひとつの作品を作ってるんだーってことがなぜかこの時ものすごく実感されて感動してしまった。

まとめ:東京オリンピック開会式・閉会式は間違いない

というわけで全く知らなかった山崎貴監督の実力をまざまざと見せつけられた。一気にファンになった。この人に任せれば東京五輪の開閉会式は間違いないっす。この方に椎名林檎さんやMIKIKOさんらが力を合わせると一体どんなものができあがるんだろう!今から2020年が楽しみで仕方がないです。

椎名林檎「逆輸入〜航空局〜」の感想

逆輸入~航空局~

逆輸入航空局が好きすぎて人生は夢だらけ聴いてたら林檎さん愛が止まらなくなってTwitterで先週初めて連続ツイートしてしまった。

というわけで全曲感想まとめます。

椎名林檎「逆輸入〜航空局〜」の感想・レビュー

1.人生は夢だらけ

こんなにも「人生って夢だらけなのかも!」って気づかせてくれる曲って他にありますか??最高最高最高だよ!まさに林檎さんがインタビューで語ってた"女の子の味方になる材料"であるしこの曲で「人生、余裕!楽勝!!」になる15歳の女の子が絶対いいる!
僕は"女の子"でも"日本を支えるお母さん"でもないけれど家族で晩御飯を食べて、この歌を口ずさみながらお皿洗っている時、本当に幸せを感じたんだ。

2.おいしい季節

この曲が流れるとチョコレートがおいしそうに見えすぎてタイアップ曲として有能すぎます。声と歌詞と楽器の音がおいしそうすぎる。溶けてなくなる系の食品のCM全部この曲でいけるやろ。

3.少女ロボット

"ただただ古くからご愛顧下さっているお客様へ"。本当にありがとうございます。このコメント読んでから林檎さん古いお客さんも新しいお客さんも喜んでくれるようにセトリとかも組んでくれているんだろうなぁと想像してしまってそれだけで泣きそうになる。

今回のシンプルなアレンジでは物足りなくてともさかさんの"本家"に戻りたくなるという林檎さんの意図通りに動きをしてしまった。そして事変verも最高の最強。

4.暗夜の心中立て

会えて"よかった"の部分とかさゆりさんぽくてすごい好き。提供者の林檎さんが提供先のいいところを盗んでいる気がしてそれがまさに「逆輸入だ!」ってなってうれしかった。
林檎博'14の時は石川さゆりさんの曲のカバーみたいな気分で聴いてたけどこのアルバムではちゃんと椎名林檎の新曲として聴こえるから不思議。このアルバムの中でもかなり好きな曲。

5.薄ら氷心中

林原さんver.を聴いたときに林原さんだからこういう歌い方なのかと思ったら林檎さんver.もそういう歌い方だった。さゆりさん曲もそうだけどこの曲の"骨の髄まで〜"みたいに林檎さんの歌い方が演歌っぽくなる部分がめっちゃ好き。

6.貴金属製の女

前半5曲を聴いて不足していた電気を一気に充電してくれる!やっぱギター入ると事変思い出すよね〜!真ん中だし現実を嗤うとか思い出すよね〜!
あとなんでか映画版のNANAを思い出した。林檎さんがNANAの主題歌やったらこんな感じだったんかなーとか。でもやっぱNANAは中島美嘉がいいや。GLAMOROUS SKYがいいや、とか。

7.おとなの掟

林檎さんが日本語で歌う脳内再生余裕で答え合わせの準備万端だったんですけどまさかの英詞〜でも英詞は英詞で良き〜ハッピネスアンハッピネスのとこすごい好き〜ネコさん〜好き〜ってなる。

8.名うての泥棒猫

これも石川さゆりさんの曲として聴いていたものがこのアルバムで"椎名林檎の新曲"として蘇った感ある。ヒイズミさんの鍵盤や歌の口調に車屋さんを思い出したり。

9.華麗なる逆襲

SMAP曲は前回英詞だったから今回もそうだろうと予想してました。楽器の音がJPOPらしくてほんとJPOP職人だーと思う。林檎さんの、提供先のファンの気持ちで曲を書くという姿勢や謙虚さや全方位に向けた配慮を見ると「この人のファンでよかった!」って全力で思う。

10.野生の同盟

柴崎さんver.を聴いた時はあんまり林檎さんっぽくないと思っていたけどやっぱ林檎さんが歌うと林檎さんの曲っぽい。事変のアルバムの最後に入ってそうな。アウトロで「懐かしいなにか」が思い出されるんだけどこれなんだろうと思っていたら他の愛好家の方が依存症のPVの写真を載せていてこれだ!ってなった。

11.最果てが見たい

前曲の歪み音に重なったハープ音が最高。でも正直言うと2015年に配信リリースされたバンドサウンドの最果てが見たいの方が好き。

まとめ:2018年は夢だらけ

全体的に航空局すごくよかったです。前回の逆輸入〜港湾局〜は普段林檎さんに関わっていない方々の編曲だったから特別編みたいなリミックス版みたいな気持ちで聴いていたけど今回のは村田陽一さんや斉藤ネコさんや名越由貴夫さんなどいつものメンバーなので椎名林檎感がたっぷり味わえて大満足。何周でもいけます。

曲聴きながらこれは村田さんの編曲よな→歌詞カード見る→やっぱり〜→これはネコさんだよな→歌詞カード見る→やっぱり〜と答え合わせするのも楽しかった。

林檎さんこの後も年末の紅白もあればひょっとしてレコ発ツアーもありで2017→2018と楽しみがいっぱい。オリジナルアルバム発売も匂わせている気がするし、さらに20周年の林檎博とかやってくれちゃったりするんだろうか。ああほんと人生は夢だらけ。