読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本とのこと

本と映画と音楽の話。

資格勉強を続けるための5つの方法

続けるためにシールを貼っている手帳

何かを「続ける」のにもコツがいる。

「死ぬまで勉強」しなくちゃならない職業

会社に入社したときに、SEというのは「死ぬまで勉強しなければならない」仕事だ、とお偉いさんに言われた覚えがある。ITの世界はうつり変わりが激しくていまは当たり前のように使われている技術が数年後には陳腐化してしまうかもしれないから常に新しいことを勉強する意識を云々...というお話。僕は勉強は嫌いじゃなくてたぶん好きなほうだと思う。

難しい資格試験に合格した話

だから社会人になってからもSEとして必要な(必須ではないけど)情報処理技術者の資格は取れるように勉強した。その中でも特にデータベースに興味があったので、高度試験に分類されるデータベーススペシャリスト試験という難しめの試験に合格することを目標にしていた。そして去年ついにその試験に合格した。

「本気でやらなきゃ」スイッチが入った話

試験は毎年1度受けることができて、毎年受験の申し込みはしていた。だけど毎年申し込みだけはするものの本気で勉強をする気があまり起きなかった。そんな状態での受験だから試験当日も時間が全然足りなかったり問題文に出てくる単語の意味がわからなかったりで全然だめだめ。そして毎年試験が終わった瞬間だけ「来年こそがんばろう」と決意するのであった。 

そんな感じで毎年ずるずるしていると会社の社内報で別の部署の同期がその試験に合格したことがわかった。ここでやっと「本気でやらなきゃ」ってスイッチが入った。

続けようと「思う」だけじゃ続かない

僕の場合、仕事から帰ってから夜に勉強するのはしんどくて絶対できないと思ったので、朝早く起きて一番元気な時間に勉強することを続けることにした。とりあえず続けようと「思って」2日目までは、いつもより1時間早く6時ぐらいに早起きして勉強した。これが3日目になると布団の中で「今日は眠いしいいや〜」となってそのまま寝た。

資格勉強を続けるための5つの方法

次の日から「これじゃいかん」「これじゃ毎年と一緒だ...」と思い直して試験のための対策より先に「続ける」ための対策をしていった。

1.「自分は今日から毎朝勉強する!」と家族に宣言する

まずは周りの人たちに「続ける」ことを宣言する。誰にも言わずにもくもくと続けることができて合格までできればかっこいいんだけど人間はそんなまじめな生き物じゃない。だれも知らないとだれにも怒られないから「今日はいいや」で簡単にやめてしまう。だからまずは一番近くにいる家族に「今日から毎朝資格勉強するから」と宣言をすると良い。宣言したとしても、さぼったときに「さぼるな」と尻を叩いてくれるわけでもないんだけど、宣言した手前「続けないとかっこ悪い」という意識が働くため効果があった。

2.カレンダーを家族に見えるところに貼る→行動できた日は丸印をつける

カレンダーに「早起きして資格勉強した日」は○印をつけるようにする。これがラジオ体操のスタンプみたいで毎日たまっていくとうれしいというか気持ちいいというか。大人になってもその気持ちって変わっていないみたい。この時はただの○印を書きこむだけだったけどこれがシールだともっとうれしい。(ちなみにいま続けているモーニングページはできた日にスマイルマークのシールを貼るようにしている。いい大人だけどスマイルマークがいっぱいたまるとこれがなかなかうれしい)印がたまっていくとうれしいし、カレンダーがスカスカになると「やらなきゃ...」とあせるのでこれも効果があった。あと家族にみえるところに貼るっていうのも重要で、これも「続けないとかっこ悪い」という意識が働いてよかった。誰かに監視されている気持ちになると続けられる。

3.仲間を作ってモチベーションを上げる

1人だけで続けているとどうしてもモチベーションが下がってしまう。そこで仲間を作るためにこのときはStudyplusというiPhoneアプリを使った。このアプリは簡単にいうと勉強に特化したSNSみたいなもの。勉強に使っている参考書を登録して、今日はこの本を何ページやっただとか、何年の過去問を何問解いただとかを毎日記録できる。そしてその記録をグラフ化してくれる。同じ資格の取得を目指している人を友達に追加するとタイムラインにその人たちの日々の勉強の記録が流れてくる。その勉強の記録に「いいね」みたいなことをしたり、自分の記録に「いいね」みたいなのをもらえたりする。たまにコメントももらえたりするのでこれはすごくモチベーションアップになった。知らない人ばかりだったけど「あの人はこんなにがんばってるから自分もやらなきゃ」というあせりの気持ちが出てきたのも良かった。

4.スマホの暇つぶし系アプリを1番後ろの画面に移動する

上のスマホアプリに関連して、それ以外のついつい開いて時間をつぶしてしまうアプリは勉強の邪魔になるので1番後ろの画面に移動して触るのがめんどくさくなるようにした。僕の場合、はてなブックマーク、twitter、Facebook、youtubeなど。そのかわりに勉強に使うStudyplusや過去問解くときの時間測定用タイマーはすぐに開けるように1番前の画面のスタメンアプリたちの位置に移動した。後ろの画面にあろうが開いちゃうときは開いちゃうんだけど開く頻度は減った。これも少しは効果があったと思う。

5.毎日決まった時間だけやる

資格勉強するのは朝起きた1〜2時間だけと決めていた。休日は時間があるから「一気に5時間やろう」とかそういう例外を作らない。その方が「今日はできた」「今日はできなかった」の考え方がシンプルになる。そのほうが「日曜日5時間も勉強したんだから今日ぐらいいいや」みたいな甘えがなくなる。

資格勉強を続けた結果、ついに試験合格

この生活を試験日まで4カ月ぐらい続けた。具体的な「続ける」ための対策を行動に起こしたおかげで4カ月ほぼ毎日資格勉強を続けることができた。もう試験前のこの頃には続けることが生活の一部になってていて続けないと気持ちわるいぐらいの状態になってた。試験の感触は受かるか受からないかギリギリぐらいの手ごたえだったけど、2カ月後の合格発表で見事に合格!この合格は、ずっととりたかった資格だったのと、学生のときみたいな一夜漬け対策とかじゃなくてコツコツと続けてきた日々の努力の結晶みたいな感覚があって喜びもひとしおだった。

まとめ:「続ける」ためにはコツがいる

 いままでと同じではだめだと思って具体的に続けるための仕組みを作っていくと、人間はその仕組みに乗っかって「続ける」ことができるようになるみたいだ。いまなぜかカーリングをする人々の姿が浮かびあがってきた。続けるための仕組み作りは、カーリングに例えるとカーリングの石の下の床を必死に磨くイメージ。「続ける」対象の足元の摩擦をなくすとどこまでも滑っていける。

なにかを「続けたい」と思っている人はいきなりその「続ける」対象に取りかかるのではなくてまずは「続けるための仕組みづくり」からぜひ始めてみてもらいたい。

なにかを「続けたい」と強く思っている人たちの参考になればうれしいです。