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本とのこと

本と映画と音楽の話。

松浦弥太郎「考え方のコツ」を読んでわかったかっこいい大人の条件

机の上に置いた松浦弥太郎「考え方のコツ」の写真

本を読む量が増えてくると、せっかく本を1冊読んだのだから読んだときに引っかかった言葉とかそのときに考えたこととかをちゃんと保存しておきたいと思うようになってきた。

なのでこれから本を読んだらブログに1冊1記事としてまとめることにしようと思う。

この本を買った理由

松浦弥太郎さんの「考え方のコツ」という本を読んだ。本屋で何かいい本ないかなーと探しているときにこの本のタイトルと表紙を見て「おもしろそうだな」と思ったものの、なんとなくその日は買わなかった。だけど、部屋に帰って何気なく雑誌を眺めているとその中に載っているコラムの筆者に「松浦弥太郎」とある。これがシンクロニシティってやつかー、これは何かの縁だなーと思って次にその本屋に行ったときに買った。本を読み終わって思ったのは「この人の考え方とか生き方、かっこいい!」

この本を読んで印象に残った言葉

知らないことを調べない

「なぜ、なに、なんだろう」と思ってGoogleなどのインターネットの検索エンジンを使ったら、たちまち答えらしきものが無数に出てきます。答えでなくあくまで”らしきもの”ですが、それを見つけて満足し、「知らないことはインターネットで調べればいい」と思ったとたん、手間暇をかけて考える必要がなくなります。

 そうなると、どんどん自分で考えることをしなくなります。思考という冒険の旅に出るはずが、第二歩を踏み出したところで快適な場所を見つけ、くつろいでいるうちに一生を終えるようなものです。  

僕はなにか気になることがあるとすぐスマホでGoogleの画面を開いて検索ボタンを押す。それはとてもいいことだと思っていた。知らないことを調べるというのは勉強の基本だと思っていたし、知らないことを知ること=頭がよくなることだと思っていたから。しかし、今の時代だと知らないことの「答えらしきもの」が数秒ででてきてしまう。だから考えることをしなくなる、というこの考え方にはなるほどすごく納得させられた。頭を良くするには知識をひたすら詰めこむだけじゃだめで、仕入れた知識を使って何かを考えて、書いて、作ってという作業をして初めて自分の知識になるのだなということは最近すごく実感している。だから本を読んだらこうやってノートやブログにまとめたり自分の意見を書いたりという作業を続けていこうと思う。知らないことがあったらすぐに検索ボタンを押して安心するんじゃなくて「なぜ、なに、どうして」を大切にしていったん自分なりに考えてみる習慣をつけよう。

いつも幸せな自分であることを考える

「この人に会いたい、ずっと話していたい」と相手に思ってもらえれば、コミュニケーションは自然にうまくいきます。幸せな人のところに集まってきた人も幸せになる。この繰り返し幸せが増幅され、大きく育っていきます。

 不思議なことに、幸せな人のところには幸せな人が集まります。同じように、文句や愚痴ばかり言う暗い人のところには、暗い人が集まります。

人生は「幸せ」とか「楽しい」で満たしていたい。愚痴や不満ばかり言う人のまわりには、愚痴や不満を言いたい人が共感して集まってくるし、「幸せ」や「楽しい」を口にする人のまわりには、幸せな人が共感して集まってくる。楽しい人たちと楽しいことをやりたいし楽しいことを喋りたい。仕事もそうやって楽しんでいたい。

人の欠点はいっさい気にしないほうがいい

 コミュニケーションに関して僕が常々思うのは、「人の欠点はいっさい気にしないほうがいい」ということ。

 「この人のこういうところがだめだな」

 仕事でもプライベートでもつき合っていく中で、相手の嫌なところが目についたり鼻についたりすることがあります。しかし欠点というのは絶対に直らないし、絶対に変えられないものです。(中略)

 どんな人にも欠点はありますが、どんな人にもいいところが必ずあります。相手のいいところを見つけ、認め、口に出してほめ、伸ばしてあげる。それを繰り返しているうちに、欠点は自然と隠れていきます。

人を変えることはあきらめたほうがいい。人を変えるのは無理だから自分(の考え方)を変える。相手が小さな子供の場合は大人として教育する責任があるし、変わる可能性もある。だけど、相手が大人の場合、それはもうその人の体と頭に何年もかけてしみついたものだし、もはやそれがその人の個性の一部になっているかもしれない。そんなものを他人の自分が変えようとするなんておこがましいしくたびれるだけだ。だからいいところを見るようにするという考え方はとてもいいと思った。だめだと思っていた欠点も、見方を変えればその人のいいところになるかもしれないし。

感動で人は動く 

  人間は気持ちの生き物です。相手が「自分を必要としてくれる」「自分の価値を理解してくれている」と感じて、嬉しくないはずがありません。感動で人は動くと僕は思っています。

 だからこそ、お願い事をするには「あなたが必要です」ときちんと伝わるように、徹底的に相手を知っておかねばなりません。「あなたの価値は、ここにある」と、本人すら知らなかったいいところを見つけ、正しく評価し、伸ばせるほどに理解しておかなければなりません。

「感動で人は動く」という言葉を見てそうだよなーそうだよなーとうなずいてしまった。年をとってくるといろいろな経験がたまってきてなかなか感動しなくなってくるなあと最近よく思う(涙もろくはなってくるんだけど)。感動させてもらえるものにお金を使いたいし、そういうものが売れるし、そういう場所に人が集まってくるんだと思う。あと、仕事でも私生活でも普段から人のお願いごとを聞いていると、自分が困ったときに人にお願いごとをしやすい。普段から人を助けることが習慣になってくると周りの人が向こうからすすんで助けてくれたりする。だから頼られたときは精いっぱい応えたほうがいいし、さらにそれが自分の得意なことだったらどんどん提供して感動させてあげたい。

本当に信頼できる「十人」を得る

 人脈とは、数ではなく信頼関係だというのが僕の考え方。「自分の人脈」をイメージしたとき、名刺の数ではなく何人の顔が思い浮かぶかが大切ということです。

「この人とは一生つき合える」と感じられる相手。

「この人は一生信用できる」たお互いに思える相手。

 仕事を超えたそうしたつき合いができる人が、僕にとっての人脈です。

年をとるほど人とのつき合いってだんだんしぼられてくる。結婚して自分の家族ができるとその家族と向きあう時間が優先されてくる。それでもつき合いのある人たちっていうのが、本当に信頼できて、一緒にいると楽しいと思える人たちなんだと思う。

自分の話やアピールは全部忘れ、ひたすらじっくり聞くこと

人と人とをつなぐハブになるために大切なのは人の話をよく聞くことです。自分の話やアピールは全部忘れ、ひたすらじっくり聞くことです。

ずいぶん前だけど母親と二人で車に乗ることがあった。母親が運転していて僕が助手席。こういう場合、僕は決まってスマホの画面を見続けることが多かったのだけど、その日はなんとなく「何か話でもしてみようかな」と思ってスマホはポケットにしまっておいた。話始めると意外と話が盛り上がるもので、父親の話、兄の話、犬の話、親戚の話、好きなバンドの話など、聞かないとわざわざ言わないような情報も色々入ってきた。数日後に今度は実家で父親と二人で話すタイミングがあり、そこでは母から聞いた情報を父に伝えたりした。母から聞いた情報なのに父が「え、そんなこと知らんかった」と言うような話もあり、おもしろかった。一緒に住んでてもゆっくり話すタイミングでもないとわざわざ言わないような話って結構あるんだなというのを実感した。

今の時代だと情報を仕入れるのはネットやテレビが主だけど、やっぱり人から聞いた話(情報)を人に話すっていうアナログな伝え方が一番味があっておもしろいのかもなと思った。

一人の時間を大切にする

僕には尊敬してやまない大先輩が何人かいます。彼らは成功しているすごい人たちですが、口を揃えておっしゃいます。自分には友達がいないと。

「最後に友達と会って話したのがいつだったか思い出せない」などと言う人。

「この人は休日も出かけず、一人で庭を見ているんですよ」などと奥さんが笑いながら教えてくれた人もいます。人づき合いに忙しいのはむしろ、成功には遠い中間層の人たちであり、そういう人ほど毎週末飲んだりゴルフに行ったりしているのでしょう。

中間層の人は、「純粋な友達づき合いでもなく、人脈でもないつき合い」に無駄な時間を使っているようにも見えます。成功している人は、そんなあいまいなつき合いに使う時間がないと感じます。自分の仕事のクオリティを突き詰め、成功を手にするには、まず自分を深めなければならないのですから。

上にも書いたけど結婚して子供も生まれると独身のときに比べて一人の時間が圧倒的に少なくなる。一人の時間といえばまだ家族が寝静まっているような朝の時間に早起きした時と、家⇔会社の通勤電車の中ぐらいかな。この一人の時間をどう使うかによってこれからの人生が変わってくるんだろうなとすごく思っている。

消費の時間、投資の時間、浪費の時間

健康、友達や家族、お金。

時間はこれらと同じくらい、大切なものだと思っています。だから決して粗末にしないし、お金と同じように「消費」「投資」「浪費」の三種類があるという意識を忘れません。

「今、自分は何のために時間を使っているのか」を常に意識する工夫をしましょう。仕事はもちろん、遊ぶこと、休むことでも同じです。「今休んでいるんだ」「今遊んでいるんだ」という意識を持つべきだと思います。

もし、無意識の時間が多ければ、水道水の水を出しっぱなしにしているのと同じこと。かなり注意しなければなりません。

小学生のときに何かの授業で、短冊の色紙に「自分の好きな言葉を書こう」みたいな機会があった。その時に僕は「時は金なり」と書いて先生に苦笑いされたのを覚えている。たぶん今の僕もそんな小学生を見たら苦笑いすると思う。

年をとればとるほど一年がどんどん短くなってくる。 「今年はやろう」とか「来年はやろう」とか決意したことができないままどんどん時間が過ぎていく。「時間」はみんなに平等に与えられた「お金」みたいなものだ。その「お金」はなにもしなかったらポケットからじゃらじゃら落ちていくだけだし、意識を持って使えば自分の身になっていく。

四つの「時間割」で時間の使途を意識する

今日するべきことを決めたTODAY
1週間でするべきことを決めたWEEKLY
1ヶ月でするべきことを決めたMONTHLY
3ヶ月ごとにやるべきことを決めたSEASON。この四つがメインですが、プラスアルファとして一年に何をやるかというYEARもあり、年の頭に作っていますが、状況によって変わってしまうので、実際はあまりとらわれません。

目標って1年の目標と、あとは頭の中でなんとなく「今日はこれぐらいやろう」程度の1日の目標ぐらいしか立てることないから、1日、1週間、1ヶ月、3か月の適度な区切りごとで目標を立てるっていうのはいいアイデアだなーと思った。やってみよう。

上司が一日に適正な仕事量を考えてくれるなどあり得ない 

会社は社員の二四時間の管理までしてくれません。就業時間中すら、完璧な管理など不可能で、上司が一日に適正な仕事量を考えてくれるなど、あり得ないのが当たり前です。

上司がちゃんと管理してくれないから残業が増える、休日出勤が増えると文句をいう人がいる(僕もそれに近い気持ちを持っていた時期があった)。上司は心理学者でも霊能力者でもないから部下の気持ちはわからない。部下が今日結婚記念日だとか子供の誕生日だとか、今週の土日に旅行に行くとか、そんなの言ってくれないとわからないんだよね。自分からなにも言わないのに「上司がクソ」とか「大事な予定を潰された」とか「うちの会社はブラックだ」とか文句を言っている人はまず、自分のプライベートな話題も伝えてみることから始めてみたらいいと思う。仕事の失敗や、人間関係の悪化はコミュニケーション不足から始まる。

30歳から55歳までの25年間で、一生分稼ぐ 

僕はまた、これからの若い人たちは、「三〇歳から五五歳までの二五年間で、一生分稼ぐんだ」というスポーツ選手のようなプロ意識を持ったほうがいいと感じます。

プレイヤーとしての「現役」は、どんな仕事でも五五歳まで。その後はどんなに優秀な人であっても、少しペースを落としてディレクター的な仕事をするようになります。これからの時代を考えると、のんびり働いていれば定年まで保証してくれるという企業などあり得ないでしょう。年齢が上がるにつれて収入が上がる可能性もないし、退職金も年金も当てにできません。

僕はいま28歳で、よく「もうすぐ30歳になる...」「もっと若いときにはじめとけばよかった...」と考えることがあったんだけど、この前ふと「まてよ、30歳になったとしても50歳になるまであと20年もある!60歳になるまであと30年もある!!なにしよう!?なんでもできそう!」って意識に変わった。「もう30」でいろいろあきらめるんじゃなくて「まだ30」だと思っていろいろ始めてみようと思った。これは40になっても同じ。

学ぶためには、お金を惜しみなく使う

少し大げさな話ですが、例えば、「半年で英語をある程度しゃべれるようになりたい」という人が三〇〇万円払えば、相当本気になります。ところが三〇万円しか払っていなければ、マスターできなくても「もういいや。三〇万円は捨てたと思おう」とあきらめてしまいます。人によって額は違うと思いますが、三〇〇万円払ったら、たいていの人は「大金を無駄にしてはいけない」と必死になるでしょう。 

人間が何かを続けるには「それをしなければ気持ちが悪い」となる状態を作ってやると続けられるという話を読んだ。学ぶためにお金を払うのも一緒で「大金を払ったからこれを無駄にしては気持ちが悪い」という気持ちに持っていってくれるから続きやすいんだと思う。たしかに新品で買った本は読みたい気になるけど、中古で買った本は「まあいっか」って読むのが後回しになったり結局読まないってことが多い。

年齢にふさわしい世界を知る

偏見だと思われるかもしれませんが、五〇代、六〇代の人がファストフード店で食事をしている姿を目にすると、僕は「ちょっと、さみしいなあ」と思います。

人には年相応の働き方も暮らし方もあります。本当に経済的に困っている人は別として、きちんと働いている大人であれば、それなりに人生経験もあるはずです。

「この場所は、この年齢、この経験、この価値観を持つ自分にとってふさわしいだろうか?」

こうした自問は、年齢を重ねれば重ねるほど必要なことだと思います。

 年齢を重ねるにつれて似合う服装や、似合う場所が変わってくるよなっていうこと、よく考える。年相応のファッションでいたいし、年相応の遊びをしたいと思う。歳をとることをネガティヴに考えるんじゃなくて、若いときはまだ若すぎてできなかったけど「今のこの年齢ならできそう!」っていうことを見つけて、歳をとることをポジティブに考えて生きていきたいなと思う。

まとめ:かっこいい大人の条件とは

松浦弥太郎さんの本を始めて読んで、「かっこいい」と思った。自分の想像する「かっこいい大人」だと思った。

この本を読んで考えたかっこいい大人の条件をまとめてみた。

  • 自分を信頼している
  • 人を信頼している
  • 自分のポリシーを持っている
  • 自分の時間を持っている
  • 年相応の振る舞いができる

松浦弥太郎さんのような「かっこいい大人」を目指そう。