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デスノート2016のよかったところとつまらないと言われる理由【映画レビュー・感想・評価】

f:id:ryumachi3:20161123091129j:plain出典:109cinemas.net

昨年やっていたデスノートのドラマがおもしろくて毎週楽しみに見ていた。最終回で終わるのがさみしいくらい。そんなドラマ最終回の後にデスノートが2016年に映画化決定!のCMが入って胸が踊りました。めっちゃ楽しみにしてた。日テレさん宣伝上手いな。

というわけで見てきました「デスノート Light up the NEW world」

感想はおもしろかったけどあんまりデスノートじゃないかも。見ている最中はわくわくであっという間。見終わった後もやもや。そのもやもやを考えたりみんなの評価や感想を聞いたり読んだりするのが楽しい。

デスノート2016「デスノート Light up the NEW world」のあらすじ

夜神月(藤原竜也)が引き起こしたデスノート事件(キラ事件)から10年後、ロシアのウォール街の医師が1冊のノートを拾う。「殺して楽にしてくれ」と頼まれた医師は半信半疑でノートに書いてあるルールの通り患者の名前を書いた。患者は静かに息を引き取った。日本でも同じくデスノートによる連続殺人事件が発生。

10年前の日本のキラ対策本部はデスノート対策本部に名前を変え、今も存続していた。「デスノートおたく」と呼ばれるほどデスノートについて何冊も自作のノートを作って調べ上げている三島創(東出昌大)、L(松山ケンイチ)の後継者である世界的名探偵の竜崎(池松壮亮)がデスノート事件を追う。10年前の記憶を亡くしたまま今も女優として活躍している弥海砂(戸田恵梨香)にサイバーテロリストでキラ信者の紫苑優輝 (菅田将暉)がキラの復活のために近づく...

デスノート2016「デスノート Light up the NEW world」のよかったところ

川栄里奈の演技がよかった

序盤で青井さくら役を演じる川栄李奈さんが死神の目とデスノートを使って通行人を無差別にバッタバッタ殺人していくシーンがいい味出してた。この映画で初めてデスノートを見た人にもデスノートの恐さが伝わるしつかみとしてもばっちり。そしてロケ地が神戸元町の大丸前。偶然ついこの前行って「大きくてきれいな建物だなー」と思っていたのでびっくり。ちなみに僕的にAKB48で川栄さん一番好きだったから卒業して女優に転向した後の初映画での演技が見られてよかった。これからが楽しみです。

池松壮亮の演技がよかった

竜崎役の人どこかで見たことあるなー、どこで見たんだろう。って映画見ている間中ずっと考えてたけど結局わからず。エンドロールで池松壮亮っていう名前見てもわからず。後で調べたら昔見ていたQ10ってドラマの親友役の人だった。懐かしい。三島と竜崎が喧嘩しているシーンが本気で喧嘩している感じで臨場感があってよかった。この映画で人気出そうだな。

10年後のミサミサ(戸田恵梨香)を見られる 

ちなみに僕は10年前のデスノートのミサミサ役で戸田恵梨香を好きになった。デスノート2016ではミサミサの10年後の大人になった姿が見られて嬉しかった。デスノートの記憶は消えているけど10年間1人も恋人を作らずに女優を続けているっていう設定も健気で泣ける。

新しい死神を見られる

デスノート2016ではベポ、アーマという2人の死神が出てくる。3DCGがとってもリアル(死神がリアルっておかしいけど)。お馴染みの死神リュークも出てくる。リュークのデザインもパワーアップしていて良い。特にアーマがめっちゃいい奴で後半泣ける。

安室奈美恵の曲がよかった

主題歌は安室奈美恵さんの「Dear Diary」という曲。エンドロールで流れるんだけどこの曲がとても良い。劇中でミサミサ役を演じる戸田恵梨香の登場シーンでも「Fighter」という曲も使われているんだけどこの曲もすごくかっこいい。もっと聴きたかった。iTunes Storeで買おうと思ったけどなかった。

デスノート2016がつまらないと言われている理由

今回のデスノートの感想や評価をネットで見ていると「おもしろくない」「つまらない」という意見がけっこう多かった。自分も「なんだかなあ」と思う部分が多かったのでその理由を書いてみる。

L(エル)やキラ(夜神月)並みの天才が出てこない

今回は竜崎がLの後継者で天才名探偵、紫苑が熱狂的キラ信者の天才サイバーテロリストという設定。2人とも頭がいいんだろうけどその頭の良さの裏付け的な部分があんまり出てこなくてなんか凡人レベルに感じた。ライトとエルの場合だと「こんなことまでちゃんと考えてたの!?すご」って一般人には到底考えもつかないことをやってた気がする。紫苑の机の上にたくさん並べられた精密な折り紙細工とかで頭の良いキャラクターを演出したかったんだろうけど。

脚本がありがち

上の話にも繋がるけどデスノートって原作の巧妙な仕掛けや頭脳戦が肝だと思う。今回の映画はあんまりそれがなくて「あーこういう展開どっかで見たことあるわー」っていう部分がいっぱい出てきた。あと仕掛けもいっぱい用意されているんだけどその仕掛けもありがちだったり詰め込みすぎだったりで失敗した感。竜崎と紫苑もだけどこの映画オリジナルの脚本書いた人も原作者の大場つぐみさんほどの天才には敵わなかった。

デスノートファンへのサービスが微妙

デスノート2016はオリジナルストーリーだけどライトが出てきたりエルが出てきたり、ミサミサが出てきたりで原作ファンを喜ばせようとするシーンがたくさん出てくる。紫苑からミサミサへのプレゼントの渡しかたとか。なんか「こうやれば嬉しいんでしょ?」っていう制作側の意図が透けて見えてしまって微妙だった。

東出昌大の演技が微妙

東出昌大の演技がぎこちなくて微妙だった。菅田将暉や池松壮亮と並べられて実力の差が目立った。がんばれー

まとめ:デスノートを手に入れた普通の人達の物語

初代デスノートがデスノートを手にした天才達の物語だとしたら、デスノート2016はデスノートを手に入れた普通の人達の物語かなと。映画の続編って大ヒットした前作と比べられべるから残酷ですね。今回の映画が原作も前作もないオリジナルの映画だったらもっと評価良かったんだろうな。でもデスノートのブランドがあるからこそお客さんいっぱい入るしお金もいっぱい使えるんだよねー。

映画を見ている最中はけっこうわくわくしながら2時間15分(長い)飽きずに見られたし、話のタネにもなるし、見るかどうか迷っている人は見といたほうがいいかも!