先週の金曜日についに日本でもポケモンGOが配信された。
初代ポケモン世代の僕たちのInstagramやFacebookはみんなポケモンポケモン。通勤電車の中もみんなポケモン。もうスマホ見ながら歩いてる人はみんなポケモントレーナーに見える。
初代ポケモン世代とは?
初代ポケモン(赤、緑)が発売されたのは1996年、その頃の小学生たちはほぼ全員といってもいいほどポケモンに熱中していた。その頃自分は小学三年生(8歳)だったので、その頃の小学生は2016年の今の年齢でいうと26〜31歳にあたる。
ポケモンGOをインストールした理由
配信される前まではへーぐらいにしか思ってなかったけど配信された直後から仕事中にもかかわらず会社の人たちがみんなインストールしてポケモンの話をし始めたので「この流れに乗らねば」という謎の焦りを感じて即インストールした。
初代ポケモン世代の思い出
最初に出てきた見慣れた3匹のポケモンのうちぼくは「ゼニガメ、君に決めた!」。
20年前と同じ。
あれから20年も経つことに気づくと長かったような、あっという間だったような気がするけど20という数字はかなり大きな数に感じられた。
当時小学3年生だったぼくは「小学3年生」という雑誌に応募して「ポケットモンスター青」をゲットした。(ポケモン青は小学館の雑誌の通販でしか手に入らなかった)
たぶん兄が先に赤を買っていたから違う色が良くて、緑(草)だと赤(炎)に負けちゃうから対抗心から青(水)にしたんだと思う。
そうだ、ぼくがちゃんとゲームをやり始めたのはポケモンがきっかけだったんだ。それまではRPGゲームって難しそうでよくわからなかったからやったことなかったけど、ポケモンならできるかもってどきどきしてた。
誕生日に合わせて買ってもらった緑色のゲームボーイポケットに、ついに手元に届いたポケモン青を起動した時の喜びといったらもう。オープニングの映像をじっくり見て、主人公に自分の名前をつける。最初の3匹から選んだのはもちろんゼニガメだった。
それからは、画面の中を冒険するのが楽しくて仕方がなかった。それまでは兄と共用のファミコンと、スーパーファミコンと、分厚いゲームボーイしかなかったけど、ポケモンのおかげで自分が好きな色の自分だけのゲームボーイも買ってもらえた。そのあとスーファミでやったドラクエシリーズでの冒険のやり方も、プレステでやったモンスターファームでの育てる楽しさも全部ポケモンから始まった、ポケモンが教えてくれた。思い出した。
僕たちより上の世代の心の中には近くの森で虫を捕まえたり山の中を探検した記憶が残っているのかもしれないけれど(そしてそれが良しとされているのかもしれないけれど)、僕たちの世代にはトキワの森で虫を捕まえたりオツキミ山を探検した記憶が残っている。その記憶は上の世代のそれに負けないくらい光ってるって信じたい。
あれから20年たった今ではスマホゲームさえやってなかったけれど、久しぶりにやったスマホゲームが、ずっと昔に小さな画面の中でした小さな冒険をきらきらと思い出させてくれた。