「ドラゴンボール超」のED曲を歌うアルカラ
アルカラというバンドが好きすぎる。邦楽ロックやフェス好きの人たちにはその名前を知っている人も多いけれど、一般の人への知名度は高くない。超かっこいいのでもっと流行ってほしい。そんなアルカラがフジテレビ系アニメ「ドラゴンボール超」のために書き下ろしたエンディングテーマ曲が2016年11月23日にリリースされた。国民的アニメのドラゴンボールの主題歌となれば一般への知名度も上がるかも!このタイミングでバンド「アルカラ」についてまとめてみる。
アルカラとは?
2002年に神戸で結成された4人組バンド。自称「ロック界の奇行師」。現在は東京を中心に活動している。1年間のうちライブをしてない日の方が少ないぐらい精力的にワンマンライブ、イベント、フェスに出演をしている。
アルカラの魅力
アルカラの魅力についてまとめる。
知れば知るほど癖になる曲
アルカラの曲とかビジュアルって一見どぎつくて近寄りがたい感じがするけどハマればハマるほど癖になる。そして意外と爽やかな曲もあったり、泣ける曲もあったり。
ライブパフォーマンスが圧巻
長年のバンドキャリアと数え切れないほどライブに出演しているためさすがのライブパフォーマンス。お客さんを巻き込んで盛り上げてくれる。フェスだと急に「ヤンキー怖い」とキュウソネコカミの曲のフレーズを歌い出したりやりたい放題。水曜日のカンパネラが別のステージに出演している時間に水曜日のカンパネラの「桃太郎」のSEで登場して自分の曲「水曜日のマネキンは笑う」という曲につなげたパフォーマンスは機転が利いていてさすが。
稲村太佑さんのMCがおもしろい
なんといってもボーカルの稲村太佑さんのMC。関西人なだけあってトークに必ずオチがあっておもしろい。ちなみにMC中他のメンバーはほとんど喋らない。ちなみにアンコールでだいたい稲村さん女装して出てくる。おもしろいトークもあれば熱いトークを聞けるときもありそのギャップにやられる。
MVがかっこいい
アルカラのミュージックビデオはそのほとんどを田辺秀伸さんという方が監督として作っている。そのMVがアルカラの世界観にマッチしているしとにかくかっこいい。長年同じ監督がMVを担当しているのでアルカラと田辺秀伸さんのお互いの信頼関係が強い。このあたりの話はアルカラ初のミュージッククリップ集で聞くことができる。アルカラと監督のトークがおもしろいし、田辺秀伸さんのこだわりや人柄を見ることができてすごく興味深い。このMV集での対談は本当におもしろいので映像を作っている人みんなに見てほしい。
アルカラ初心者におすすめのアルバム
アルカラは活動期間が長いので、聴こうと思った時にどのアルバムから聞いたらいいかわからないと思う(僕もそうだった)。というわけでアルカラ初心者におすすめのアルバムを紹介。
CAO
アルカラの中でも1曲目から最後まで通して聴きやすいアルバム。僕はこのアルバムでアルカラにはまりました。特に「アブノーマルが足りない」は代表曲のひとつと言えるので必聴。超かっこいい。おすすめは(2)(3)(6)(7)(8)
「CAO」の収録曲一覧
- カラ騒ぎの彼女
- アブノーマルが足りない
- 嘘つきライアー
- む・つ・ご・と
- 愚痴ばっかりのローレロレロ
- ガイコツマン
- どうでもいいウタ
- ドナドナドーナツ
ちぎれろ
このアルバムも1曲目から最後まで通して聴きやすい。「やるかやるかやるか」の爽やかさが特に好き。おすすめは(2)(3)(4)(6)
「ちぎれろ」の収録曲一覧
- 消えたピエロと涙
- やるかやるかやるかだ
- 水曜日のマネキンは笑う
- トロピカルおばあちゃん~ばーばばばぁ~
- 迷宮レストラン
- さよならハッタリくん
- サイケデリンジャー2
- オーケストラは眠る
アルカラのおすすめライブ定番曲
キャッチーを科学する
タイトルの通りキャッチーな曲。”水金地下木土天海冥”とか”水兵リーベ僕の船七曲がりシップス”とか授業で習ったことのあるフレーズが飛び出してくるので覚えやすくて楽しい。
半径30センチの中を知らない
歌い出しから曲が終わるまで心が掴まれっぱなしになる。激しいのになんだか切なくなる不思議な魅力の曲。僕はこの曲が好きすぎてアルカラにハマった。
アブノーマルが足りない
イントロとイントロでふいに繰り出される稲村さんの舌打ちがクソかっこいい。こんなかっこいい舌打ちは東京事変「遭難」の椎名林檎以来だ。
交差点
ボーナストラック曲なんだけどめっちゃライブで演る。みんなで「ウェイ、ウェイ」って言う。
チクショー
チクショーチクショーって歌ってるけどサビ爽やか。
ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
アルカラの中でも一番エモい曲だと思う。ライブの最後に聴いたら余韻がすごい。
アルカラのおすすめMV
アルカラの魅力は曲だけじゃなくてミュージックビデオにもあり。 田辺秀伸監督とアルカラの信頼関係の元に作られているMVを見ればきっとアルカラの虜。アルカラの世界にようこそ。
キャッチーを科学する
こんな怪しいのにポップでかっこいいMV見たことないっす。アルカラの怪しさとポップさがMVでもそのまま表現されている感じ。
半径30センチの中を知らない
歌う叫ぶ稲村さんを渋谷の街中で撮影。めちゃかっこいいMV。このMVを見てからアルカラから離れられなくなった。ちなみに稲村さんが着ているTシャツはWhite Mountaineeringのものだそうです。めちゃかっこいい欲しい。
偽り
ライブではやらないけどアルカラの曲の中で一番好きかもってぐらい好きな曲。アルカラには珍しくふざけてないただただかっこいい曲のかっこいいMV。
まとめ:有名になってほしいようなほしくないような
とにかくアルカラというバンドが魅力的すぎて紹介したすぎて紹介していきました。メジャーデビューもしているし、邦楽ロック好きやフェス好きには有名なはずだけどメジャー感があんまりない。もっと有名になってほしい気もするけどこの感じがアルカラの良さなのかも。
アルカラは「ようわからんけど、観に行ったらおもろい」みたいな。二番目の彼女、二番目の彼氏みたいな?(笑)。本命じゃないけど――。
奇跡のトリプルタイアップシングル完成! アルカラに今何が起きているのか!? | ロッキング・オンの音楽情報サイト RO69
最近見たロッキンのインタビューで稲村さんがこんな風に語っていて、「そんなことないよ!アルカラ一番好きだよ!」って思ったけど、いや、もし椎名林檎とアルカラのライブの日がかぶったとしたら椎名林檎のライブに行ってしまうな...と考え直して、やっぱり2番目かも...ってなった。多分アルカラファンの人もそういう人多い気がする。それをバンド自身も自覚しているっていう(笑)。
アルカラはROCK IN JAPAN FESとかで一番大きいGRASSステージより一個小さいステージのオオトリで出てきてアルカラを好きな人たちだけでウェイウェイやるのが一番楽しいのかもしれない。そんな存在でずっと続いてほしい大好きなバンド。