ワンオクのニューアルバム「Ambitions」が売れてます。日本では初週23万枚以上の売り上げでオリコン1位。アメリカのiTunesで4位、ロックチャートで1位を記録。
前作「35xxxv」から2年振り。
いまや世界を相手にしているワンオクののアルバム。早速CDを購入して聴いたので全曲レビュー書いてみます。
感想はめっちゃ聴きやすかった。ワンオク初心者の人にもおすすめしたいアルバム。
前作の35xxxvは洋楽感満々で、普段邦楽ばっかり聴いてる自分にとっては正直聴くのが疲れるアルバムだった。だから今回も身構えて聴き始めた。相変わらず今回も洋楽なんだけど35xxxvより圧倒的に聴きやすかった。かなり好き。これからいっぱい聴きたい。
タイトル「Ambitios」の意味
タイトル「Ambitions」は日本語に訳すと「野望」という意味。めっちゃかっこええやん。いま間違いなく日本のロックバンドのトップを走ってるワンオクだけどまだまだこのアルバムは「野望」であって通過点っすみたいな。すごいものを抱えてそうでこのアルバムもこの先のアルバムも楽しみになる良いタイトル。
ONE OK ROCK(ワンオクロック)アルバム「Ambitions」の全曲レビュー・感想
1.Ambitions -Introduction-
ワンオクのアルバムで毎回おなじみにのイントロダクション。今回のはすごく厳かで壮大な映画(洋画)が始まりそうな感じ。
厳かすぎて初めてCD再生したときはちゃんと鳴っているのかわからなくて間違えて早送りボタン押してしまったのは内緒。
2.Bombs away
中国みたいなイントロで始まる。今までのワンオクロックにはなかった音でまずこの音聞いただけで「新しいことやろうとしてる!」感が伝わってくる。ライブの一曲目にもぴったりだしライブの一曲目でぜひ聴きたいけど予想を裏切って別の曲で来てほしい気持ちもある。
タイトルの「Bombs away」は和訳すると「爆弾投下!」という意味。
3.Taking Off
映画「ミュージアム」主題歌。ミュージアム見た人ならもうイントロ聞いただけで「きたきたきたー!」ってなるはず。めっちゃかっこいい。ミュージアムのラスト見た後にぞくぞくしながらワンオクかっこえーなーと噛みしめながらエンドロール見てた感覚が蘇る。
タイトルの「Taking Off」は和訳すると「連れ去る」とか「立ち去る」という意味。
ミュージアムの感想はこちら↓
4.We are
2017年のNHKのサッカーテーマソング。Takaは子供の頃サッカー少年だったみたい。観客の「We Are」って声が印象的でドームレベルにスケールでかい曲。というか最近のワンオクの曲ってほとんどがこういうドームレベルの曲だよね。大きい会場でも遠くの端っこの観客まで響く曲。
5.20/20
タイトルだけ見て「69」みたいな変化球な曲を想像してたけどそういうわけではなかった。おしゃれな感じのイントロとボーカルからいつものワンオク節に流れる感じ。でもロックロックしすぎてなくて心地良い。
6.Always coming back
イントロ聞いて「あれ、この曲聞いたことあるけどなんでだっけ」と思って途中で配信リリースされてた曲だってことに気づいた。NTTドコモのCM曲にも使われた。
配信限定で一曲だけリリースされたもんだからありがたく毎日大事に聴いてました。この曲を聴いてた頃はアルバムなんてまだまだ先だと思ってたけど気がつけばもうこうしてアルバム曲の一曲として聴いてる。月日の流れは早い。
タイトルの「Always coming back」は「必ず(君の元へ)戻ってくるよ」という意味。
7.Bedroom Warfare
けっこう前にYouTubeでミュージックビデオが公開されていた曲。曲もMVも外国的でかっこいい。ちょいちょい入ってくる「ヒィーーー」って声がコムアイ(水曜日のカンパネラ)みたいに聞こえるのはたぶん僕だけ。
タイトル「Bedroom Warfare」は和訳すると「ベッドルームでの戦争」という意味。
8.Lost in Tonight
夜に車走らせてるときにこれ聴くと景色にぴったりですごく気分がよかった。
アウトロが次の曲の「I Was King」にいい感じにつながっているので歌詞もどことなくつながりを感じる。二曲続けて聴くのがおすすめ。
タイトルの「Lost in Tonight」は和訳すると「今夜にひたすら没頭しようぜ」という意味。
9.I was King
前の曲からつながって聞こえるイントロがすごく良い。王様出てきそうな。この曲のタイトル見たときはまずMONOEYESの「When I Was A King」が浮かんできた。Takaも細美さんもお互いをリスペクトしていて親しそうだからきっとこの曲にインスパイアされたんじゃないかと想像してる。
MONOEYESは「俺が王様だった頃」=「俺が子供だった頃」という歌詞だったからワンオクのこの曲もそういう風な意味かなと思ったけど歌詞見るとそうでもなさそう。ワンオクの昔って必死に這い上がってる感じだったから王様(天狗)になってた時期もなさそうだし。タイトル的に歌詞に込められた意味がすごく気になるところ。
ライブで観客のウォウウォウ言う声に合わせて「I was キーーーング」って歌うのめっちゃ気持ち良さそう。これがもし「I am king」だったら「やばいワンオクめっちゃ調子乗ってる」って反感買いそうだけど過去形だから許せる的な。もしやそれが狙いだったり。
10.Listen (featuring Avril Lavigne)
あのアヴリル・ラヴィーンとのコラボ曲。アブリルとか僕が学生の頃にめっちゃ流行ってた世界的に有名なアーティストだ。なんでアブリルが?と思う人も多いと思うけど、ワンオクとアブリルは3年程前にアブリルが来日したときにスペースシャワーTVで対談をしている。今回のコラボもこれがきっかけになったみたい。
で、この曲がめっちゃ良い。今回のアルバムの中で一番好きかも。曲も唄もTakaとアブリルの声もマッチしていてとても良いコラボです。
ぜひライブでも聴きたいけどライブでは全パートTakaが歌うのかな。
11.One Way Ticket
ロックじゃないワンオクロック。とても好きです。アメリカで流行ってそうな音使ってる(アメリカの音楽にくわしくないからわからんけど)。
これ聴いてると「これ本当に日本人の4人組バンドが作ったアルバムなんだっけ?」って疑わしくなってくる。そのくらいアメリカ。
12.Bon Voyage
タイトルはフランス語で「良い旅を」という意味。この曲もかなり好きです。”僕は、物事は変わったりしないと分かっている 僕は、良いご旅行をって言うだけさ”歌詞見ると恋人同士の別れの曲みたいだけどもしこれをワンオクが解散するときに聴いたとしたら、だいぶ切ない。
13.Start Again
この曲も前の曲に引き続き別れの曲。”もし君が、僕がそれに値すると思わないのなら
誰か他の人を見つけなよ”(和訳)っていうのを見るとたぶんTakaはワンオクロックの曲が昔と変化していくことで離れていくファンのことを歌っているんじゃないかなと思った。日本語詞部分”幸せの定義は誰にもわからない 決める必要はない その溢れた感情が 幸せと呼べる日々を作れ”って良いな。
14.Take what you want (featuring 5 Seconds of Summer)
5 Seconds of Summerというオーストリア発のロックバンドとのコラボ曲。略称は5SOS(ファイヴ・ソス)。昨年ONE OK ROCKは彼らのアメリカ&カナダツアーに(22公演も!)同行している。
アルバム最後の曲にコラボ曲持ってくるあたりが去年同行したツアーがワンオクにとってかなり大きかったことを物語ってる。
それにしてもTakaの声は5SOSのルークと並んでも全然見劣り(聞き劣り?)してないのでこの調子でこれからもどんどん海外で活躍していってほしいなー
タイトルの「Take what you want 」は和訳すると「君の欲しいものを取ってきな」という意味。
ボーナストラック
毎回ラスト曲から間を空けて収録されているワンオク定番のボーナストラック。本編の格好良さから一変していつもここで盛大にふざけるのがお決まりだったけど、今回のボーナス曲はもう15曲目といっていいくらいちゃんとしてる。
「ん?RADWIMPS?」って野田洋次郎の顔がちらつきそうになるくらいラブソング。本編と比べて歌詞もメロディーも日本的で良いです。
まとめ:ONE OK ROCKの野望...
全体を通してすっと入ってくるすごく聴きやすいアルバムでした。今までのワンオクロックのアルバムの中でもかなりお気に入りになりそう。
もうねワンオク初心者の人にはぜひ「Nicheシンドローム」とこの「Ambitions」をセットでおすすめしたい。この2つのアルバムを聴いておけば間も無くワンオクファンになれると思います。
ロキノンのインタビューでTakaがこれはまだいろいろ試している過程のアルバム的なことを語っていた。試している過程の段階でこの完成度だから次のアルバムはどんなことになるのか、どんな野望を実現してくれるのか、ONE OK ROCKのこれからがますます楽しみになってくる。
それにしても今回のツアー、チケットが全然取れません。ライブで聴きたいよー
Ambitions 初回限定盤(CD+DVD)
初回限定盤には以下の曲をスタジオセッションした模様を収録したDVDが付いている。
- We are
- Bombs away
Ambitions 通常盤
Ambitions 海外盤
全歌詞が英詞の海外盤。
ワンオクロック好きにおすすめの本
ロキノン2017年2月号はワンオクが表紙巻頭。アルバム「Ambitions」について合計4時間半のメンバー4人へのソロインタヴューと撮り下ろし写真が収録されている。
ONE OK ROCK 2017 “Ambitions” JAPAN TOURスケジュール
2/18(土) 静岡エコパアリーナ
2/19(日) 静岡エコパアリーナ
2/22(水) 和歌山ビッグホエール
2/25(土) 大阪城ホール
2/26(日) 大阪城ホール
3/04(土) 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
3/05(日) 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
3/08(水) アスティとくしま
3/09(木) アスティとくしま
3/14(火) 日本ガイシホール
3/15(水) 日本ガイシホール
3/18(土) 神戸ワールド記念ホール
3/19(日) 神戸ワールド記念ホール
3/25(土) さいたまスーパーアリーナ
3/26(日) さいたまスーパーアリーナ
3/31(金) 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
4/01(土) 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
4/08(土) 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
4/09(日) 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
4/15(土) 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
4/16(日) 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
4/20(木) 横浜アリーナ
4/22(土) 横浜アリーナ
4/23(日) 横浜アリーナ
4/29(土) マリンメッセ福岡
4/30(日) マリンメッセ福岡
5/04(木) 沖縄コンベンションセンター
5/05(金) 沖縄コンベンションセンター
5/11(木) 熊本 B.9 V1
5/12(金) 熊本 B.9 V1
5/16(火) 広島 グリーンアリーナ
5/17(水) 広島 グリーンアリーナ