先週見た映画ドラえもんの宝島が良すぎて、またなんか映画見たい!ってなって、評価がめちゃくそ高いグレイテスト・ショーマンを見てきました。
感想は曲が最高!映像が最高!高まる!ストーリーは薄め。って感じでした。
グレイテストショーマンとララランドを比較した評価
この映画、去年のララランドとよく比較されてます。見る前は制作スタッフが一緒なのかと思ってましたが歌詞を作った人と一部の楽曲の作曲者が同じなだけなんですね。勘違いしてた。自分なりの評価としては楽曲と演出、映像の素晴らしさはグレイテストショーマンのほうが俄然上でした。超テンション上がるよこの映画。
でもストーリーはララランドのほうが秀逸!ラストめっちゃおおおってなったもん!
それもそのはず、グレイテストショーマンの監督はMVやCMのヴィジュアルエフェクトを手がけてきたクリエイターであるマイケル・グレイシーという方だそうです。ちなみにこの作品が初監督。
ララランドはまだ32歳ながらアカデミー賞を受賞し、脚本家としても評価されているデミアン・チャゼル監督です。
両作品でそれぞれの監督の得意分野がはっきりと感じられて、どちらの作品もものすごく楽しませてもらいました。
グレイテストショーマンの感想(ネタばれなし)
というわけでまだ見てない人ももう見た人も楽しめるようにネタばれなしで感想書きます。
楽曲についての感想
とにかく曲とダンスと映像が最高に楽しかったしそれを見るための、この高揚感を味わうための映画だと思います。絶対に映画館で見てほしい。映画を観終わったというよりライブを見たあとの余韻のほうが近いかも。
とにかく楽曲のクオリティがくっそ高いです。曲もだし歌詞もだし。映画中に使われる曲(歌)の数が多いのにその全てが感情を揺さぶるんですよね。もう全部が神曲といっても良い。
この方のイラスト見たらわかりやすい。
「来る度に新しい発見がある!」
— たいら (@taraipan22_2) 2018年3月7日
ということでグレイテストショーマン観たよレポ
ほんと元気を貰える作品
なんで何回も同じ映画を観るの?ってよく聞かれるけどほんとに毎回毎回新しい発見があるのよ……#グレイテスト・ショーマン #映画レポ#TheGreatestShowman pic.twitter.com/ZMJu8qxJUP
曲(歌)とダンスを中心に物語が展開していくからもうなんか神曲だらけの1枚のオリジナルアルバムを通して聴いてるみたいな、そんな感じ。しかも全ての楽曲に超高クオリティなMV付きみたいな。そんな映画です。
その中でも一番好きだったのがスウェーデン人オペラ歌手のジェニー・リンドが歌っていた"Never enough"という曲です。まじでこの歌には翻弄されました。もうこの人の歌だけで20曲ぐらいセトリ組んで聴きたいぐらい。このシーン、観客が「アンコール!」と言って別のシーンに切り替わるんだけどまじでアンコールしてほしかった。
物語と歌詞についての感想
ストーリーは薄めとか言いましたがストーリーも十分おもしろいです。特に曲の歌詞にストーリーが入っていて、その歌詞が素晴らしすぎて勇気をもらえたり震えたり、曲だけじゃなくて歌詞にも感情揺さぶられまくりです。
特に「目を開いて夢を見よう」って歌詞が映画中も映画見たあともずっと残ってます。僕ワンオクの努努(ゆめゆめ)って曲の「夢は見るもんじゃなく叶えるもんでしょ?」ってフレーズが大好きなんだけどそれに近いものがあるよね。
映像についての感想
僕趣味で動画作ったりするんですがこの映画の映像にはほんと惚れ惚れしました。映画冒頭のシーンから少年時代のシーンへの切り替わりのとことか「あーー!これうまい!」って心の中で叫んだし、アパートの屋上で踊るシーンとか「え?これ実写なの??実写じゃなかったとしてCGだったとしてどうやったらこんな映像作れるん??」って混乱と興奮と感心の波がいったりきたりでした。さすがヴィジュアルエフェクトクリエイター。弟子にしてくれ。
ほんと映画のどのシーンを切り取っても迫力と美しさを同時に感じるんです。全てのシーンのビジュアルがちゃんと計算されているというか。デザインされている。ずっと美しくてずっと楽しい。
役者についての感想
役者というかダンスというか振り付けのレベルの高さが半端なかった。ダンスがキレキレなのはもちろんのこと、「何回撮り直したらこの完璧な映像撮れるの?」っていうぐらい難易度高いシーンがいっぱいありました。本当にみんなすごい。酒場で主人公バーナムとフィリップが契約交わすシーンとかめちゃかっこいいんだけどこれ何回目で成功したんかな...って気が遠くなるほど完璧です。ハリウッドってすげーな。
扱っている社会問題についての感想
この映画を見ると最近(というよりけっこう前?)からよく耳にするダイバーシティというワードが思い浮かびます。ちなみにダイバーシティとは性別や人種などが違う多様な人材を積極的に活用しようという考え方。まさに主人公バーナムがやった行動そのものですね。
あとこれは監督が意図しているのかどうかはわからないけどショーに反対する住民達のデモが昨今の日本のTwitter含むインターネット上の炎上を想起させて、どの時代でもどの国でも人間がやることって一緒だなーと思いました。アメリカでもTwitterの炎上ってあるんやろか。あるわな。
主人公についての感想
主人公がショーに人を呼ぶためにあれやこれやと知恵を働かせるんだけどその辺りの行動力とか広告戦略とかこの人がいたら現代でも通用するよなーと思って感心しました。たぶん登美岡高校ダンス部にグレイテストショーマンのダンス踊ってもらってPR動画作ったのとかも主人公に触発されて出てきたアイデアなんじゃないかと勝手に思ってます。現代にP・T・バーナムがいたらこういう広告するだろうみたいな。
まとめ:目を開けて夢を見よう
何回も言いますがこの映画の「目を開けて夢を見よう」ってメッセージが大好き。"This is me"っていうメッセージも好き。この映画を見たら絶対勇気が湧いてくる。誰だって、何だってできる。この映画を見たその日から。やろう。夢を見よう。動き出そう。