宇多田ヒカルのニューアルバム出ましたね(今さら)!
発売日にCD買ってから何周も聴いてます。聴けば聴くほど耳に馴染んでくるというか、聴けば聴くほど魅力が増していく感じ。
というわけで発売からだいぶ時間が経ったけど全曲レビュー行きます。
宇多田ヒカルアルバム「初恋」感想・レビュー
1.Play A Love Song
Fantome(前のアルバム)の「道」も最高でしたが、今回の一曲目も四つ打ちの軽快なやつ。宇多田ヒカルってコーラスも全部自分の声でやるイメージなんだけどこの曲は黒人女性っぽいコーラス入ってて新鮮。「道」もそうだけど宇多田ヒカルって一見陽気な曲の中に悲しさがある。
2.あなた
この曲ほんと名曲。DESTINY鎌倉ものがたり見てからずっと聞いてるけどアルバムの中で聴くとまた際立つ。SONGSで又吉さんも注目してたけど宇多田ヒカルの言葉ってすごい。普通の人には書けない言葉を書く人だといつも思う。
"代わり映えしない明日をください"
どうしてこんな歌詞書けるんだろう。
そしておしゃれで、ポップで、なのに切ない。
どうしてこんな曲書けるんだろう。
3.初恋
ストリングスのせいもあってものすごく感情が高まる曲。花より男子続編の主題歌なのでFlavor Of Lifeも思い出す。16歳で作ったFirst Loveを当時聴いてとんでもないと思ったけど35歳で作った初恋もとんでもないし、今どっちの曲に震えるかと言えば絶対後者だ。
4.誓い
初めて聴いたときはキングダムハーツの主題歌にしては光とかPassionに比べてインパクトないな?なんて思ったけど聴けば聴くほど魅力が増してきた。シングル曲以外だと今回のアルバムの中で一番好きかも。
"朝日色の指輪にしよう"
COLORSの時からずっと、宇多田ヒカルの色の表現が好き。
5.Forevermore
ドラマ「ごめん、愛してる」の主題歌。ドラマ主題歌というわけでPrisoner Of Loveを思い出した(宇多田ヒカルの曲の中でもトップ争うくらい好き)。宇多田ヒカル主題歌のドラマってもうそれだけで魅力があるし物語の魅力引き出すし最強のタイアップだと思う。
6.Too Proud
さっきまでめっちゃ愛してるって歌ってからのセックスレスの歌。しかも英詞でも比喩的でもなくかなり直接的にそれについて歌ってる。すごいな。なのに下品じゃない。
7.Good Night
映画「ペンギン・ハイウェイ」の主題歌。「あなた」もそうだったんだけど映画主題歌って本編見終わった後に映画館でエンドロールと一緒に聴くと今まで聴いていた曲でもびっくりするぐらい違う聴こえ方になる。そして絶対映画見る前よりもその曲が好きになる。これも映画館で聴いたら最高だろうな。
8.パクチーの唄
この唄聞いた瞬間から"パクチーパクパク"ってフレーズが頭から離れなくなる。そして"パクチー"って名前のキャッチーさすごいなって気づく。タイトルから遊び曲かと思いきやめっちゃしっかりいい曲に仕上げるのがさすが宇多田ヒカル。
9.残り香
前作のFantomeで言うと人魚みたいな曲。
"暖かいあなたの肩を探す"
Fantome以降の宇多田ヒカルの曲って母親のこと?恋人のこと?夫のこと?わからなくなってくる。意味深。
10.大空で抱きしめて
配信リリースされてたけどあんまりピンと来なくて買わずにアルバムまで待ってた。やっぱり良い!前半の平和な雰囲気からだんだんと切実になって行く感じがとても良いです。
11.夕凪
ゼィァーーゼィァーーのとこめちゃかっこいい。レディオヘッドにこんな曲あったよね。宇多田ヒカルのアルバムでこういうかっこよさの曲聴けると思わなかった。
12.嫉妬されるべき人生
まず「嫉妬されるべき人生」ってタイトルが最近の椎名林檎さんぽくてたまらなく好き。
そして最後の曲めっちゃシリアス。映画にしても音楽にしてもこういう含みのある終わり方、私大好きです。
まとめ
Fantomeからずっと楽しみにしていた宇多田ヒカル復活後2枚目。前作の匂いも残しつつもっと赤裸々で今の宇多田を歌ってると思った。このアルバム(特に言葉)作れる人って世界中探してもこの人しかいないなーっていつも思う。
アルバムも世界中で売れているみたいだし親友の椎名林檎さんが主要メンバーの東京五輪開閉開式に宇多田さんが絡んでくれたら最高だなーと妄想してます。
ライブ行けないけどどんなライブするのかもすごく気になる!今後の宇多田ヒカルが楽しみ〜