SpotifyやAppleMusic流行ってますね。宇多田ヒカルさんや椎名林檎さんなど今までストリーミングサービスには楽曲配信されていなかった邦楽アーティストの方々も続々と解禁し始めてようやく日本にも音楽ストリーミングサービスの波がやってきた感じ。
僕はCDを買うのが好きでApple Musicも途中でやめました。
↑こんな記事も書いていてよく読まれているんですが、最近Spotifyの無料版をおためしで使っています。
このSpotifyの使い心地がすごく良いんですよね。
というわけで僕が使ってみてわかったSpotify無料版の良さについて書きます。
Spotify無料版の良いところ
3つにまとめると
- 無料なのにずっと聴き放題
- デザイン(UI/UX)が美しい
- 新しい音楽に出会える
こんな感じ。
1.無料なのにずっと聴き放題
無料版はAppleMusicみたいに3ヶ月までとか制限があるのかと思っていましたが、そういうのありません。ずっと聴き放題なんです。すごいね。
スマホ版は聴きたいアルバムやプレイリストを選択するとランダム再生になってしまったり、スキップ回数に制限があったりするんですがPC版だとそういう制限がありません。
ほんとに次から次へと好きな音楽が聴き放題なので無料版を試すなら特にPC版をおすすめします。
2.デザイン(UI/UX)が美しい
まずデザイン(UI/UX)が美しくて大好き。使っていて気持ちが良いです。
UIについて
UIとはユーザーインターフェースの略です。ざっくり言うと見た目とか使い勝手のことですね。
AppleMusicが白背景なのに対してSportifyは全体的に黒背景。これが落ち着いて音楽を聴くことに集中することができて良いです。背景色だけでアプリ全体の印象が全然違います。色って大事ですね。
さくさく動いて使い勝手もとても良いし、触っていて気持ちが良いです。
UXについて
UXとはユーザーエクスペリエンスの略です。ざっくり言うとその製品やサービスから得られるユーザー体験のことですね。
Spotifyで良いと思ったのは、ひとつのアルバムやプレイリストを聴き終わったら、今まで聴いていた曲達と雰囲気の似た曲を選曲して自動的に再生してくれること。これぞ今流行りのAIの力ですね。これがあるから無限に好みの曲を聴き続けることができるんです。
あとすごいと思ったのは広告までおしゃれなこと。アプリ内で表示されるバナー広告はアプリの雰囲気に馴染んでいて全く目障りにならないし、数曲聴くと間に挟まれる音声広告もほとんどがアーティストの新曲などの広告なので全然嫌じゃないんですよね。
だから特に制限なく自由に聴けるPC版アプリをメインで使っている人は無料版で満足してしまって有料版に移行する人あんまりいないんじゃ......?って心配になるレベルです。
3.新しい音楽に出会える
Spotifyのトップページには気分によって選べるプレイリストが何種類も用意されています。朝に気合い入れたいときとか夜まったりしたいときとか、気分に合ったプレイリストを選んで聞いていると洋楽邦楽問わず新しい音楽に出会えます。
スムーズすぎる音楽体験
僕が音楽ストリーミングサービスってめっちゃいいなって思ったのは、自分の好きなアルカラというバンドがcinema staffというバンドと2組で1枚のシングルをリリースをしたんですが、タイミングを逃してしまって買わないままでいたんですね。ずっと聴きたいなーと思っていたのでSpotifyにあるかな?と思って探してみるとやっぱりあった。cinema staffって曲聴いたことなかったんだけどそのシングルがめっちゃよかったんですよね。そして聴いた後にSpotifyがcinema staffの他のアルバムをおすすめしてくれるんですよね。それクリックしたら聴けるっていうね。スムーズすぎますよねこの音楽体験。この短期間でそのままcinema staffにはまってしまってアルカラ × cinema staffのライブチケットも取っちゃいました。スムーズすぎますよねこの音楽体験。
CDレンタルだとこうはいかない
もしSpotifyに入ってなかったとしたら、聴いたことのないバンドのアルバムを買ったでしょうか?たぶん買わない。iTunesでダウンロード購入もたぶんしない。
あるとしたらTSUTAYAでレンタルだと思います。でもTSUTAYAまで足を運んで、お金払って、レンタルして、家に持って帰って、録音して、返却しに行って......ってめっちゃ労力ですよね。たぶんSpotifyのスムーズさがなかったらこんなにcinema staffにはまってなかったと思います。
音楽ストリーミングって音楽業界にとってすごく健全な仕組みなのかも
音楽ストリーミングサービスを使うようになってから、これってユーザーも嬉しいけど音楽業界にとってもすごく健全な仕組みなんじゃないかということに気づきました。
CDは全く聞かれなくても売れてしまう
CDって音楽以外のものに付加価値をつけてどんどん売るっていうスタイル(AKB商法とも呼ばれています)こういう売り方が流行ってしまったせいでCDの売り上げランキングがその音楽の価値ではなくどのように売ったか、戦略的に勝った人のCD がたくさん売れるという状態になってしまいました。だから音楽のランキング番組なんかも最近はだれも見なくなっしまいました(音楽番組側もこれはやばいということで、ランキングにダウンロード数やSNSで話題になった集計データなんかも加味するようになりました)。
CDって極端な話、曲が悪くても有名だったら売れてしまうんですよね。
音楽ストリーミングサービスは聞かれないと報酬にならない
対して音楽ストリーミングサービスは曲の再生回数に応じてそのアーティストへ報酬が払われる仕組みです。たくさん曲を聞かれたアーティスト、つまりたくさんいい曲を作ったアーティストほどたくさんお金をもらえるわけです。
だからアーティストの方々もプロモーションよりも、たくさん聞かれる良い曲を作ることに専念できるわけで。これってすごく健全な売り方だなと思ったんです。
まとめ:ITが音楽を救う
以上、音楽ストリーミングで定額で「聴き放題」っていうのは、一見音楽を生み出すアーティストの方々を軽視しているように見えるけど、よくよく考えるとこれが普及した方が逆に音楽業界にとって良いのではないかと思ったという話でした。
購入者の曲の再生回数ってCDの時代では絶対に測れないものだったと思うんですね。これってITの力の賜物であって。昔は音楽業界から目の敵なされていたITが逆に音楽の価値を評価して音楽業界を浄化しようとしている、これおもしろいですね。
というわけでまだSpotify使ったことない人はぜひ無料版からぜひ体験してみてくださいね。
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